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コラム

FPS・TPSのeスポーツ選手になるためには?


■今後の発展に注目が集まっているeスポーツ

 

世界各国で注目を集め日本でも認知度を広げている『eスポーツ。』

 

テレビゲームを用いて行われるバーチャルスポーツは老若男女問わず競える競技として、国際オリンピック委員会(IOC)と国際スポーツ連盟機構(GAISF)は2018年にeスポーツとオリンピックの将来を話し合うeスポーツフォーラムを開催しました。

 

その際にIOCのスポーツディレクターであるキット・マコーネル氏は「eスポーツとオンリピック・ムーブメントの関係強化を図る」というコメントを残しています。

 

一方で、海外の有名企業インテルは、「Intel Extreme Masters(IEM)」というeスポーツ大会を東京オリンピックに合わせて日本で開催することを表明していました。
残念ながら新型コロナウイルスの影響で予定通り開催することはできませんでしたが、2023年6月22日から25日にかけてシンガポールで、第1回オリンピックeスポーツウイークを開催することを国際オリンピック委員会(IOC)が決定いたしました。

 

この発表を受けて、文化コミュニティ青年省、Sport Singapore、シンガポール国内オリンピック委員会(SNOC)の協力のもとイベント時に、最新技術の展示やパネルディスカッション、教育セッション、ショーマッチなど4日間のフェスティバル期間中に、最高峰のバーチャルスポーツを披露するとして今後のeスポーツの情報から目が離せません。

 

そんな世界で盛り上がっているeスポーツですが、競技ジャンルがいくつかあり、ジャンルごとに競技種目も多様です。
今回は日本国内でも大会が盛んにおこなわれたり、ストリーマ達の中でも人気のジャンル『FPS・TPS』にフォーカスを当て、選手のなり方や競技タイトルの纏めを紹介します。

 

 


 

 

■FPS・TPSのeスポーツ選手になるためには?

 

今や企業又はeスポーツ団体等が積極的に開催しているeスポーツ大会ですがその種類は様々で、アマチュアでも参加できる大会もあれば、プロチームのみが参加できる大きな大会もあります。

 

特に最近は有名企業のeスポーツの参入も多く見られ、プロチームの活躍の場が増えてきました。

 

最近では全国に100店舗以上展開している『株式会社テイツー 古本市場』がスポンサーとして2022年11月12日~13日の二日間にかけて『OKAYAMA esports Festival 2022』でeスポーツの体験や観戦出来るイベントを開催されました。

 

その他にもNTTドコモがeスポーツの可能性を広げ、世界でも通用するプレイヤーを輩出しているeスポーツリーグ「X-MOMENT」では、トップクラスのプレイヤーが国内最大級の賞金と世界大会の出場をかけて戦える場として注目を浴びています。

 

国内でも盛んに行われる様になったeスポーツイベントですが、数多くある競技ジャンルの中でも『FPS・TPS』タイトルの採用率が高いです。

 

基本的にeスポーツでは、『精神力』『戦略力』『瞬発・判断力』『コミュニケーション能力』、以上の4つの能力が必要となります。
FPS・TPSの選手は基本チーム競技となりますので、一人一人の実力が高いのはもちろんの事、メンバーひとりひとりの意見をくみ上げ、戦略を練り連携プレイするための『コミュニケーション能力』や、状早い試合展開に対して的確な判断を下してプレイしていく『瞬発力』と『判断力』、更にそれらの指示にチーム一丸となって対応する『結束力』が大事になってきます。

 

その為、FPS・TPS種目のプロ選手になるためには、常日頃からゲームの特性を把握し積極的に修練に励む必要があります。
そうして技術を磨いてきたら、プロゲーミングチームに声をかけて貰えるよう頑張る必要があります。

 

 

・FPS・TPSのプロゲーミングチームに声をかけてもらうには?

 

 

プロのゲーミングチームに声をかけてもらうには、eスポーツの種目タイトルで好成績を収める必要があります。
FPS・TPSのゲームではゲーム内の戦績によってランクが付くものがほとんどです。まず最初は、そのゲーム内のランクを最高レベルまで上げましょう。
そうして、最高ランクまで上げることが出来たら積極的に大会に出場し実績を築き上げましょう。

 

そしてなるべくなら、そこまでの道のりの様子を配信ストリーミングで配信し、自身に対する注目度を上げる事によりプロゲーミングチームに見付けてもらい易くなり、声をかけてもらう確率が上がります。

 

 

・勧誘を受ける為にやってはいけないこと

 

プロのゲーミングチームに声をかけてもらう方法を記載しましたが、上記内容を達成しても勧誘を受けれない人もいます。
eスポーツは今後オリンピックにも組み込まれることになるだけあって、スポーツマンシップに則った行動が出来ない人はプロにはなれません。

 

特にゲーム内で違反行為を繰り返すプレイヤーは確実にプロになれませんので気を付けてください。
プロを目指すならゲーム内の規約はしっかり確認しておくのが良いでしょう。

 

次に他のプレイヤーへの暴言や誹謗中傷等をするプレイヤーも勧誘は受け辛いでしょう。
問題のある発言をする人は、プロゲーミングチームに所属している選手も加入を嫌がります。
攻撃的な行動は、SNSなどで公表されて炎上につながります。
このSNSでの炎上もマイナスイメージが付いているとして勧誘を受けるのが難しくなりますので、日頃からの発言も気を付けなければいけません。

 

 

・以上のことを踏まえて

 

FPS・TPSのジャンルに限らずeスポーツのプロ選手になるにはまず、自身のプレイヤーとしての認知度をあげプロゲーミングチームに見付けてもらう必要があります。

 

そして見付けて貰っても、問題行動が多いと判断されれば声を掛けて貰える確率が減ってしまうので、日頃からSNSやゲーム内での発言には十分注意しましょう。

 

 

・現在注目のeスポーツFPS・TPSタイトル

 

■VALORANT

 

 

「VALORANT」は2020年にリリースされたゲーム基本プレイが無料で、5対5のチームに分かれ全25ラウンドをアタッカーとディフェンダーに分かれ戦う(前半12ラウンドで攻守交代)FPSゲーム。敵チームを全滅させるか、アタッカーは特定の場所にスパイク(起爆剤)を設置し爆発、ディフェンダーはその設置を阻止または解除できれば1ラウンド勝利となる。これを繰り返し、先に13ラウンド先取したチームの勝ちとなります。

 

現在プラットフォームがPCだけにもかかわらず、2022年4月に開催された「VCT 2022 Stage 1 Masters」では最大同時接続者数が国内のみで41万人となるなど日本にもファンが多いです。

 

今後はPCプラットフォームだけに留まらず、コンシューマーゲームでの展開もささやかれていますので、もし発表されたら更にプレイヤー人口が増えるかと思います。

 

現在では日本国内でもトーナメント大会が開かれたりなど、FPSジャンルで注目されているゲームです。

 

■Apex Legends

 

「Apex Legends(エーペックスレジェンズ)」は、2019年2月5日にエレクトロニック・アーツがリリースした基本プレイ無料で、3人1組でチームを組み、60人20チームの中から1位を目指して戦っていくバトルロワイヤル系のFPSゲームです。

 

対応プラットフォームは、Microsoft Windows(Origin / Steam)、PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X/S、Xbox One、Nintendo Switch。それぞれ条件や仕様が異なりますがクロスプレイにも対応しており、プレイヤー人口が過去最高で1億人にまで上りました。

 

Apexでは各キャラクターたちが強力な固有の能力を持っており、使い方によって不利な戦況を覆すことも可能なFPSゲームです。
他作品にも固有能力があるキャラクターを使用したFPSも多く出てきていますが、比較的各キャラクターの能力が分かりやすく、使用しやすいということもありFPSの入門としてお勧めできる作品となっております。

 

現在は他のFPSタイトルが多くリリースされていることもあり、プレイ人口の減少が起こっておりますが、日本国内でのeスポーツ大会やイベントで採用される率が高く、未だにプロからアマチュアまでの大会が数多く開催されています。

 

■Fortnite

 

「Fortnite(フォートナイト)」は2017年にEpic Gamesがリリースした基本プレイ無料で、クラフト要素を駆使しながら100人のプレイヤーと競い合うバトルロワイヤル系のTPSゲームです。バトルロイヤルには、1人で遊ぶ「ソロ」、2人の「デュオ」、3人の「トリオ」、4人の「スクワッド」というモードが用意されています。
その他には最大16人までのフレンドと一緒に遊べる「クリエイティブ」というモードがあり、自分でルールを決めたゲームを作ったり、世界中の人が作ったゲームを遊ぶことが可能です。

 

対応プラットフォームは、Microsoft Windows PC、PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X/S、Xbox One、Nintendo Switch、に対応しておりそれぞれのプラットフォームでのクロスプレイも可能。

 

現在でも根強い人気があり、ストリーマーを筆頭にカスタム大会が開かれたりなどプレイ人口は未だに多いです。、更には親子で一緒に遊べるTPSゲームとしてeスポーツイベントでの採用率も高く、またメタバースの観点からも没入感のあるソーシャルな体験を求めるもっとも適した場所の1つとして、今後の発展に注目されているタイトルです。

 

■Overwatch 2

 

「Overwatch 2(オーバーウォッチ2)」は2022年10月にブリザード・エンターテイメントがリリースした、基本プレイ無料で、5人対5人のプレイヤー対プレイヤー(PvP)モードで戦うFPSゲームです。

 

対応プラットフォームは、Microsoft Windows PC、PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X/S、Xbox One、Nintendo Switch、に対応しておりそれぞれのプラットフォームでのクロスプレイも可能。

 

前作の『Overwatch』は買い切りソフトで6人対6人のPvPモードでしたが新作の『Overwatch 2』では基本プレイ無料に変わり、5人対5人のPvPモードになっており、前作でのキャラクターの能力が一部改変されているなど一部仕様が変わっています。
チームは基本『タンク』1名『アタッカー』2名『ヒーラー』2名でキャラクターを選択し、役わりごとに合った動きをする必要があり(フリーロールモードでは1つのロールに対し2名まで選択可能)、チームとの連携力が試される作品としてMOBAの要素もあるタイトルです。

 

今作から無料でプレイできる環境になっていることから、新規プレイヤーの参入も増えており、今後の日本国内eスポーツでの盛り上がりに期待が高まるタイトルです。

 

 

・FPS・TPSタイトルで現在活躍中のプロゲーミングチーム

 

■Crazy Raccoon

 

『Crazy Raccoon』(クレイジーラクーン)は2018年4月に結成したチームで、Fortnite、APEX、Valorant、Talent、Streamers、Creators部門の6部門を展開している。

 

『ゲーマーをかっこよく魅せる』というテーマを掲げ、esportsの発展を目的として精力的に活動を行っており、FPS・TPSのタイトルを使用した『Crazy Raccoon Cup』を開催しており、日本のインフルエンサーやプロプレイヤー、日本国外のプロプレイヤーまでも参加する規模の大会となっている。

 

所属メンバーは大会出場の他に日常的なYouTubeやMildomでの生放送配信や生放送の内容を切り抜いた動画投稿、イベントなどの出演も行っており現在も活躍しているプロチームです。

 

公式サイト

https://crazyraccoon.jp/

 

公式Twitter

 

 

■ZETA DIVISION

 

『ZETA DIVISION』(ゼータ・ディビジョン)は2017年4月から日本で活動しているゲーミングチーム。
元々は「JUPITER」という名前だったが2021年7月8日に「ZETA DIVISION」へチーム名を変更、リブランディングを行い現在の体制となる。

 

部門は9部門有りモバイルタイトルでは、BRAWL STARS、IdentityV、、PUBG MOBILE、CREATOR、の4部門。PCタイトルではFORTNITE、VALORANT、VALORANT ACADEMY、VALORANT GC、SUPER SMASH BROS.の5部門を展開しています。

 

公式サイト
https://zetadivision.com/

 

Twitter

 

 

■FENNEL

 

『FENNEL』(フェンネル)は2019年8月に設立された、世界水準・日本最大規模のゲーミングベースを横浜に構えるプロチームです。

 

国内はもちろんの事、世界大会への出場も積極にしており、世界一を目指すチームに成長しています。
現在は、荒野行動MANTIS、APEX LEGENDS、第五人格、VALORANT、VALORANT ACADEMY、VALORANT FEMALE、LOL:Wildrift、CLASH ROYALE、CREATOR、以上の9部門で構成されています。

 

2022年に開始したアパレル事業では、DIESELとコラボレーションを行うなど、実力と共に、今最も勢いのあるプロeスポーツチームという評価を獲得しています。

 

公式サイト
https://fennel-esports.com/

 

Twitter

 

 

・FPS・TPSのeスポーツ選手になる方法まとめ

 

日本国内でもイベントの開催などeスポーツに対する認知度はどんどん広まりつつあります。

 

今回記事内で紹介したプロゲーミングチームは、有名なチームを選出しましたがまだまだ色々なチームが数多くあります。

チーム毎の方針などもありますので、プロ選手を目指すプレイヤーは幾つか目星をつけておいて頑張るのもいいでしょう。

 

今回の調べで、eスポーツ選手になる為に特別な資格などはありませんが、そのハードルはなかなかに高いということが分かりました。
これからプロ選手を目指していく方は、数多くの大会に出場し、その様子を各ストリーミング媒体で配信し、ファンを付けることも必用になってくる要素だと思います。

 

ストリーミングの配信は、昔ほどハードルは高くありませんのでやってみるのもいいでしょう。